寝床のケアは大切


床ずれに注意
 寝たきりになってしまった場合には、柔らかい寝床の上に、さらに人用の床ずれ防止シートを使用するといいでしょう。体重の軽い猫は、人ほど床ずれの心配をする必要はありませんが、それでも注意が必要です。ベストは2時間ごと、難しければ5、6時間ごとには向きを変えてあげましょう。



冬でなくても暖かく
 年をとると、ひたすら寝ている老猫ですが、真冬には、こたつやホットカーペット、カイロ、湯たんぽなどで寝床を温めてあげるようにします。

 春や初夏など、人がもう寒くないと感じるような頃でも、自分で適度な体温調節がしにくくなっている老猫にとっては、寒く感じることも多いようです。湯たんぽを寝床に入れてあげるなどしてあげましょう。




ベッドは人目の届く場所へ
 通常、猫の寝床を置く場所は、あまり人目につかず、落ち着けるところがいいのですが、まったくの寝たきりの状態になった場合には、常に目のとどく場所で、比較的落ち着ける場所に寝床を移しましょう。何か起きたときに、すぐに発見できることが大切です。

 そして、家族がちょくちょくやさしく声をかけてあげたり、なでてあげるなどして「いつも気にかけていて愛しているんだよ」ということを伝えましょう。そうすると猫も安心します。




ふらつく猫は硬めにベッドに
 元気な場合には、ふわふわのベッドが気持ちがいいのですが、年をとって足元がだいぶおぼつかなくなってきたら、硬めのベッドのほうが適している場合があります。

 それは、中から出るときに。ふわふわだと足をとられて余計にふらつくからです。柔らかいベッドから起き上がるときに、出にくそうにしていたら、様子を見て、適度な硬さのあるものに変えてみてください。

また、体勢によってベッドがぐらつくようなものは、バランス感覚も鈍くなっている老猫には落ち着かなく、嫌なものです。

 どっしりとした重ためで、安定感のあるものにしてあげるといいでしょう。ベッドの置き場所も、猫は高いところを好むものですが、足腰が弱ってきたら、高いところには置かず、床におくようにしてください。


 



 
 
   
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