言葉で自分の状態をうまく表現できない児童、年少者、言語的精神療法に不向きな患者さんなどに対して行う自己表現促進法のひとつです。芸術という方法を通して、患者さんの内面にあるものを外に出し、精神的な効果を得る方法です。
自己の表現したものを改めて見直すことで、自分の持つ問題をクリヤにして客観的に捉え、なぜ、その問題が起きているのかを考える道筋になります。また、表現することで表に出なかった感情を開放することができ、喜びや充実感も得られます。
芸術療法には絵画療法、箱庭療法、音楽療法、ダンス療法、書道療法などといった技法があります。また、絵や箱庭などの作品は、治療者によって分析され、症状を知る上での大切な情報となります。 |
|