肩のこりや痛みには「首から肩にかけて鈍い痛みがある」、「くび筋から背中に痛みが走る」、「肩が痛くて腕が上がらない」などいろいろな症状があります。肩がこるのは、悪い姿勢や体型、疲労やストレス、体力の低下、老化現象などによって肩の筋肉が緊張して、そのために筋肉にある血管が収縮して血行が悪くなることが原因です。
血行が悪くなると、肩の筋肉にできた乳酸などの疲労物質が運び出されずに蓄積され、神経を刺激するために、こりや痛みがおこると考えられています。肩の痛みの原因には、肩こりがひどくなったもの、老化現象や疲労などで肩の関節の周囲に炎症がおきているものなどがあります。40歳〜50歳になると腕が上がらなくなる40肩や50肩は肩関節周囲炎という病気です。
肩の筋肉は、運動の範囲が大きく、また人間の中枢である頭部と、高度に発達した機能を持つ手という運動器を支えているために、常に緊張をしいられた環境で働いています。
肩こりをまねく病気として、高血圧、更年期障害、狭心症などがあります。
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