病院やリハビリテーション施設に通うのが困難な利用者を対象に、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが家庭を訪問して、在宅生活支援の観点から機能回復のための訓練をします。
訪問リハビリテーションのメリットは、個別対応のため、細やかな目配りがあり、利用者のペースで訓練ができる点にあります。また、住み慣れた生活空間の中で、日常生活に即した訓練ができるので、生活の質の向上につながりやすくなります。一方で、家庭では施設にある歩行訓練用の平行棒などの機器が使えないため、訓練の手段が限られるというデメリットもあります。
訪問リハビリテーションの事業者は、病院、診療所、介護老人保健施設に限られます。そのため、地域によってはサービス提供が不足し、希望どおりの利用が出来ない場合もあります。そうした場合には訪問看護の中で対応してもらう方法もあります。ケアマネージャーに相談してみなしょう。
【理学療法】
体操や運動、マッサージ、電気刺激、温熱などの手法を用いて、日常生活に必要な基本動作の機能訓練を行います。
【作業療法】
工作や手芸、家事などの作業を通して、応用動作や社会適応能力の回復をはかる訓練を行います。
【言語聴覚療法】
発声、発語など言葉の訓練や、飲み込みの機能訓練を行います。
【利用料の目安】
1回・・・305単位(20分程度)
※特別なサービスには加算があります。
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