自閉症の子どもは、言葉の遅れが目立ちます。多くの場合は言葉の理解が不十分で、語句もあまり増えません、個人差がありますが、2〜3歳になっても両親を呼ばないとか、言葉を覚えない場合が多くあります。話をすることも、言葉の意味を理解することも苦手とします。
言葉を覚えても、相手の言葉をおうむ返しにいう、一方的に話す、知っていることを何度も質問する、といった傾向があり、相手や場面にあわせた会話が苦手です。
「自分から話すことがほとんどない」「お母さん、ママと言わない」「聞かせた言葉をおうむ返しに言う」「犬、車など単語を理解しない」「物事の説明が出来ない」などが自閉症の子どもの言葉の特徴です。
自閉症の子どもには、ただひたすらに言葉だけを覚えさせようと躍起になっても、子どもを苦しめるだけです。絵や図など、言葉以外の要素を使いながら、少しずつ言葉も覚えていくようにします。また、自閉症の子どもは、耳で聞く情報よりも、文字や図形などの視覚情報のほうが認知しやすい子が多くいます。 |
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