自閉症児は、頭の中でスケジュールを組み立て、何をなすべきか判断することが、うまくできません。自閉症児の特徴のひとつに、時間の概念がわかりにくいことがあります。ものごとを時間で区切って考えることが苦手で、1時間や30分といった単位も、感覚として理解することが困難です。そのため、何をするにも先がみえず不安を感じてしまいます。
この問題を解決するためには、時間割が役立ちます。空間を「構造化」すると理解しやすくなるのと同じで、時間割をつくると、時間の長さや、行動スケジュールを表にしてみせると理解しやすくなり、子どもは暮しやすくなります。スケジュールを理解できるようになってきたら、時間の単位をふくめた表に変えて、時間の感覚も覚えていきます。 |
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