自閉症児は、慣れている場所や体験したことのある作業を好み、未知のものごとを恐れます。ですが、そのままでは、できることがかぎられ学習が発展しません。本人の興味や能力を見出して学ぶ力をつけていきます。
子どもの学習能力には個人差がありあますが、好きな科目に重点をおいて育てていくことが、ひとつの原則になります。言葉の遅れがある子どもには、学びやすい環境をつくってあげることが必要です。イラストや音楽など、本人が興味をもつことがらをきっかけにして、言葉を学んだり活動を覚えたりします。
勉強の面でも、同じ自閉症児でもおおきな個人差があります。知的発達の程度によって違いが生まれてきます。言葉が理解できる子どもは、通常学級での授業に対応できることが多く、なかには大学を卒業する人もいます。一方、言葉を覚えにくい子どもの場合は、高度な勉強をこなすことは難しく、特別な教育をうけることが必要になります。 |
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