自閉症の治療(療育)


薬物は基本的に用いない
 自閉症の治療には原則として薬物は用いません。現在までに、自閉症の原因治療薬として開発され、広く認められているものはありません。それは自閉症の原因である脳の機能障害について、詳しいことがわかっていないためです。

 脳のどこにどのような作用をする薬があれば、特性を軽くすることができるのか、いまも研究が続いています。子どもに対する薬物療法は、その後の成長に影響を与える可能性があるため、慎重に行われます。薬が開発され、対応として確立されるまで、まだ時間がかかりそうです。

 但し、発達障害の一種であるAD/HD(注意欠陥/多動性障害)には薬を服用することもあります。気分障害や不安障害などがあって、治療教育することが難しい場合に、特性を抑えるために薬が使われることがあります。

 
自閉症の治療(療育)
自閉症の治療(療育) TEACCH(ティーチ)プログラム
薬物は基本的に用いない 療育は通院で対応
入院が必要な場合は