不整脈の原因はさまざまですが、何らかの病気が関係して起こることが多く、なかでも最も多いのが心臓病です。
原因となる心臓病は「狭心症」、「心筋梗塞」、「心筋症」の割合が多くなっています。
また、肺の病気では慢性閉塞性肺疾患(COPD)があります。充分な酸素を体内に取り込むことができなくなって、心臓に負担をかけ、その結果、不整脈を招きます。
心臓に負担をかけるという病気では、高血圧なども原因となります。
また、拍動は自律神経の働きが関係しているために、たとえば、ストレスや過労、睡眠不足などがあると、不整脈が現れやすくなります。飲酒が影響することもあります。
不整脈が関係している病気
狭心症・心筋梗塞
心臓に栄養や酸素を送る冠動脈の狭窄・閉塞により、心筋にダメージが起こる。
心筋症
心筋が厚くなったり薄くなったりして、心臓の機能が低下する。
心臓弁膜症
心臓にある4つの弁の開閉がうまくできず、心臓内での血流が乱れる。
心不全
心臓の機能が低下して、十分な血液を送り出せなくなる。
高血圧
動脈硬化を促進して、血液を送り出す心臓に負担をかける。
肺の病気
慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがあると、酸素を体内に取り込みが悪くなって、心臓に負担をかける。
甲状腺の病気
甲状腺ホルモンの分泌に異常が起こると、心臓の働きにも影響が起こる。
糖尿病
血管が障害されやすく、動脈硬化が促進されて高血圧や心臓病を招く。
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