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COPD(慢性閉塞性肺疾患)について

   
 COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは「タバコ病」ともいわれ、長期間にわたる喫煙が原因で、肺に炎症がおこり、肺の中の空気の流れが悪くなる病気です。
 COPDは高血圧や糖尿病と同じように慢性の病気ですので治療には長い時間がかかります。COPDを適切に治療していくためには、自分自身が必要な知識を持ち、自分で努力して行わなければなりません。
看護師さん
   

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COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは

   
 
   COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは高齢者に多い肺の生活習慣病です。以前は「肺気腫」とか「慢性気管支炎」とよばれていたものが、現在では、両方をあわせてCOPD(シーオーピーディー)という病名で呼ばれています。

 COPDのおもな症状は、タンやせきが長く続いている、階段や坂道を登るときに息切れがする、だんだんやせてくる、夜、熟睡できないなどです。症状はゆっくり進行していきますが、半日くらいで症状が急に悪化することもあるのがCOPDの特徴です。

 COPDのおもな原因は喫煙です。COPDになる人の90%以上が喫煙している人か、以前に喫煙していた人になります。それは喫煙を始めてから20年目頃から危険になるといわれています。

 喫煙者がすべてCOPDになるわけではありませんが、なぜ、一部の人にだけ起こるのか、その理由はわかっていませんが、遺伝子的な要因も関係していると考えられています。

 COPDの治療は、まず禁煙をすることです。しかし、一度壊れてしまった肺は元にもどすことはできないため、症状をやわらげたり、病気の進行を遅らせる治療を行います。他の生活習慣病と同じように日常生活の改善が生涯にわたって続くことになります。

ウォーキングするおじさん