子供のアスペルガー症候群について正しく理解するための基礎知識




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 子供のアスペルガー症候群

 

 アスペルガー症候群の子供は「手順に強くこだわる」

 「いつも通る道とちょっと違う道をいってみよう」と好奇心いっぱいの子供たちなら。ごく当たり前のことですが、こういった予定外の行動はアスペルガー症候群の子供をとても混乱させます。
 アスペルガー症候群の子供はいつもの道と違う道を通るという予期せぬ体験に不安を感じてしまいます。そのため同じ手順に強いこだわりを持ちます。

 これはアスペルガー症候群の子供が物事をとらえるときの特有の認知の仕方です。アスペルガー症候群の子供は予定外のことが起こると、そのあとに起こることを想像するのが苦手です。そのためどうしたらいいのかわからなくなり、不安を感じパニックを起してしまうことがあります。


 アスペルガー症候群の症状

社会性の発達障害 手順に強くこだわる
友だちと一緒に遊べない

全体をうまく捉えられない(視覚)

人ごみや騒音が苦手(聴覚)

特有の身体感覚を持つ(触覚)

保育士の言うことが理解できない 視線の意味が分からない
友達から誤解されることがある 過去と現在を同じに感じる
大人びた口調で話す 運動が苦手