子供のアスペルガー症候群について正しく理解するための基礎知識




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 子供のアスペルガー症候群

 

 アスペルガー症候群の子供は「視線の意味がわからない」

 私たちは生まれながらの習性として、相手の目を見ることによって、その視線の方向を探ろうとします。しかし、アスペルガー症候群の子供は生まれもった特性から、人の顔や目に関心があまりありません。そのため、相手の目を見て気持ちを探ることがうまくできません。
 アスペルガー症候群の子供が、視線をなげかけられると目をそらせたり、ちらりとかすめるように見るのは、視線の意味が分からないからです。
 普通の人は人の顔を見たとき、脳の上側頭回という部分が働きますが、アスペルガー症候群の子供はそこが働きません。決して相手の行動を嫌ってのことではないことを理解しましょう。


 

 アスペルガー症候群の症状

社会性の発達障害 手順に強くこだわる
友だちと一緒に遊べない

全体をうまく捉えられない(視覚)

人ごみや騒音が苦手(聴覚)

特有の身体感覚を持つ(触覚)

保育士の言うことが理解できない 視線の意味が分からない
友達から誤解されることがある 過去と現在を同じに感じる
大人びた口調で話す 運動が苦手