子供のアスペルガー症候群について正しく理解するための基礎知識




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 子供のアスペルガー症候群

 

 アスペルガー症候群の子供は「保育士の言うことが理解できない」

 アスペルガー症候群の子供は言語の発達は人並み以上にすぐれていることが少なくありません。人並み以上に言葉は理解できるのに、集団の中では保育士の言うことが正確に理解できないことが多くあります。

 通常、保育士は幼い子供たちには、言葉といっしょに自分の感情やしぐさを使って子供たちに指示をあたえます。ところがアスペルガー症候群の子供は、表情やしぐさから相手のいいたいことを読み取るのが苦手なため、逆にその指示が理解しにくくなってしまいます。
 ですから、アスペルガー症候群の子供に指示を与えるときには、感情に訴えて本人に考えさせるのではなく、指示したい情報を言葉で正確に伝えるほうがよく理解できます。



 アスペルガー症候群の症状

社会性の発達障害 手順に強くこだわる
友だちと一緒に遊べない

全体をうまく捉えられない(視覚)

人ごみや騒音が苦手(聴覚)

特有の身体感覚を持つ(触覚)

保育士の言うことが理解できない 視線の意味が分からない
友達から誤解されることがある 過去と現在を同じに感じる
大人びた口調で話す 運動が苦手