アスペルガー症候群の子供は言語の発達は人並み以上にすぐれていることが少なくありません。人並み以上に言葉は理解できるのに、集団の中では保育士の言うことが正確に理解できないことが多くあります。
通常、保育士は幼い子供たちには、言葉といっしょに自分の感情やしぐさを使って子供たちに指示をあたえます。ところがアスペルガー症候群の子供は、表情やしぐさから相手のいいたいことを読み取るのが苦手なため、逆にその指示が理解しにくくなってしまいます。
ですから、アスペルガー症候群の子供に指示を与えるときには、感情に訴えて本人に考えさせるのではなく、指示したい情報を言葉で正確に伝えるほうがよく理解できます。
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