子供のアスペルガー症候群について正しく理解するための基礎知識




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 子供のアスペルガー症候群


 アスペルガー症候群は病気?

 アスペルガー症候群は、心の動きが定型発達の子とは異なっている「発達障害」の一つです。アスペルガー症候群は自閉症の中に含まれますが、その特徴は言葉の発達の遅れがないという点です。
 アスペルガー症候群には言葉の遅れや、知的な遅れがないために、見かけ上は社会生活に支障があるようにはみえません。しかし、円満な対人関係を築くのが困難で、他とのコミュニケーションがうまくとれないために、周囲から誤解されてしまうことがしばしば起こります。

 
 その行動は独特で「手順や道順にこだわる」、「相手の気持ちを察することができない」「変に大人びた話し方をする」「話をするときに目をそらす」「記憶力はあるのに推察力がない」などの特徴があります。

 
 アスペルガー症候群は、1944年、オーストリアの小児科医のハンス・アスペルガーによって、他の子どもたちと人間関係がうまく築けない4人の子どもたちについての症状についての論文がまとめられましたが、この論文は長いあいだ日の目をみませんでしたが、1980年代にイギリスのローナ・ウイングによって再発見され「アスペルガー症候群」の名前がつけられ注目され始めました。