アスペルガー症候群の人は、その場の状況にふさわしい表情をすることができないため、多くの場面でつらい思いをしています。
アスペルガー症候群の人は「喜怒哀楽がないのではないか」と誤解されてしまうことがしばしばあります。しかし、アスペルガー症候群の人にも当然、うれしい時や悲しい時があります。
たとえば、最愛の人や、自分を可愛がってくれた人が亡くなった時なども、悲しい顔をすることが出来ないため、周囲にはその悲しみが伝わりません。しかし、後から「悲しくて、もう自殺してしまいたい」などと言って周囲を驚かすことになります。
それは、さまざまなことに考えをめぐらせてしまい悩みを深めてしまうのでしょう。
これなどは周囲の人にはなかなかわかりにくいため、アスペルガー症候群の人は誤解を受けてつらい思いをすることになります。
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