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発達障害ADHDを理解する

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ADHDとは

 ADHDとはAttention-Deficit(注意欠陥) Hyperactivity(多動性) Disorder(障害)の略です。そしてこの名称のとおり、不注意、多動性(落ち着きのなさ)、衝動性(待つのが苦手)を特徴とする発達障害の一つです。

 日本語では「注意欠陥・多動性障害」と訳されていますが、単に「ADHD」あるいは「AD/HD」と呼ばれることのほうが多いようです。ADHDは生まれつきの障害であって、その子どもの家庭環境や育てられ方によって起こるものではありません。

 ADHD は6〜7歳頃までにその特性、症状がみられその特性や症状は一生涯にわたって持続します。誰でもADHDに似た特長は思い当たると思いますが、そのために日常生活に支障がでるようになるとADHDと診断されます。病気というより、脳の働き方の偏った好みや傾向といってもいいでしょう。発達のアンバランスさでもあります。


 具体的には、忘れ物が多く、物をすぐなくしてしまう。気が移りやすく、1つのことを集中してやることが苦手。じっとしているのが苦手で、退屈なことには耐えられない。落ち着きがなくせっかちで先走りがち。思い立ったらすぐそのとおりに行動したくなる。順番を待ったり、相手の話を最後まで聞いたりすることが不得手、などの症状が見られます。

 落ち着きがなく、やるべきことがちゃんとできない、いくらいっても日常生活の習慣がさっぱり身につかない・・などは子どもによく見られますが、もしかしたらADHDかも知れません。

 また大人になっても、やらなければならない仕事がなかなか手につけられない。毎日決まったことをすることに気が重い、その気になってはじめた趣味はどれも長続きしない・・・ADHDは子どもだけのものではありません。こういった症状が著しいため生活に大きな支障が出ていることがADHDと診断される条件です。